おりゅうです。
まず簡潔に皆さんに一つ質問です。
今のアナタのメディアでの情報発信において、テレビのように一方通行な発信になっていませんか?
と言われると、おそらくほとんどの人が「YES」と答えるでしょう。
当然のことながら、僕もこの質問に対する答えは「YES」でした。
少し前までは。
なぜ一方通行的な発信になってしまうかというと、答えは物凄く簡単で、
自分の発信を見てくれているお客さん=自分のコンテンツを購入しお金を払ってくれる人
というふうにしか認識できていないからです。
だから過去の僕含め、皆さんは高いお金を払って得た有益な知識や情報を、各々のメディアで披露し
お客さんの気をひくことしか考えていないのです。
もっと言えば、いかにお客さんからお金を引っ張ってこれるかということしか頭にないのです。
こういう思考の人は、自分以外の発信者=自分のお客を横取りする外敵という方程式を頭の中で組み立てます。
だから多くの発信者は、他の発信者との交流を避ける、もしくは自分に脅威を及ぼさない、
自分より圧倒的にレベルが下な発信者とのみ交流しようとします。
・自分の発信を見てくれているお客さん=自分のコンテンツを購入しお金を払ってくれる人
・自分以外の発信者=自分のお客を横取りする外敵
この方程式2点セットが揃うと、僕たち発信者は必然的に一匹狼になるのです。
幼少期の頃や学生時代、そして現在の社会人生活における、
皆さんの世界との関わり方はどんなものだったでしょうか?
僕の話をしましょう。
物心が明白につき始めた小学校の頃から、
割と関わる人間関係は絞っていたと思います。
学校のクラスで話す人は固定、毎日外で遊んだり、家でゲームをして遊ぶ友達も固定。
だからスマブラを対戦する相手とか、遊戯王カードの対戦相手、ポケモンバトルの対戦相手は、
大体固定メンバーになっていました。
簡単に言えば、自分が仲がいい人、関わりたい人とだけ交友関係を結んでいました。
中学高校になると、さらに偏った人間関係というものは加速するものですよね。
誰が決めたというわけでもなく、暗黙の了解でグループ制度というものが出てきていたはずです。
さらにはヒエラルキーというものも出始め、いわばムードメーカーや、陽キャは上の方の階層、
おとなしめの人や、いわゆるインキャは下の方の階層、みたいな構図が確立していて、
上の奴らは下の奴らと関わらない、みたいな感じが発生していたかと思います。
(ちなみに僕は、上の方の階級でもなく、下の方の階級でもなく、中の上くらいのポジションにグループを構えていました。笑)
部活動もグループ制度を加速させる要因の一つです。
クラスの中でも、部活動のメンバーと固まったり、帰宅の時にはメンバーで固まって
ワイワイしながら帰宅していたのを思い出します。
大学にはあまりクラス制度がないので(あっても語学クラスくらい)、
より所属するサークルのメンバーと固まりがちです。
(ちなみに僕はよさこいを踊るサークルに所属していました)
関わる人間関係は中高生時代よりも、かなり狭くなっていくと思います。
そして社会人になると、人間関係はさらに狭くなりますよね。
もちろん仕事上、業務的に関わるメンバーは多いのですが、
一緒にランチに行ったり、飲みに行ったり、自分のプライベートの話を共有したりする
メンバーはかなり絞られたものになるでしょう。
ただこうなるのは当たり前と言えば当たり前のことで、何故なら、
恣意的に関わる人間を取捨選択する文化というものが、日本には根強くあるからです。
だからオフラインだろうと、オンラインだろうと、関わる人間は選びがちなのです。
メディアの発信も、お客はあくまで他人であり、自分にお金を落としてくれてる人、別に深く関わる必要もない。
そして他の発信者とも関わる理由なんてないし、むしろ自分のお客を横取りしえる悪い奴という、
認識が加速するのも無理はないのです。
別に自分が社会人として、のほほんと生きるならこういう恣意的な人間関係も全然OKだと思います。
だってそっちの方がストレスがないから。楽ですよね。
でも、ビジネスで大きな成果を出したいなら、答えは変わってきます。
外の世界に目向けて、「仲間」を作るべきなのです。
誤解を防ぐために予めいっておくと、
仲間というのは群れたり、傷の舐め合いをするような間柄の人間のことではなく、
自分と「同じ意識を持ち、同じ方向を向いてる人」が仲間です。
僕の話を、また少しだけしましょう。
僕は2021年7月に「おりゅう」というアカウントでコンテンツビジネスを開始してから、誰かを師事することもなく、誰とも親交を深めるわけでもなく、誰かと情報をシェアすることもなく、誰とも群れることなく、ネットという広大な荒野をずっと一人で走り続けてきました。
情報や知識を集めるのも、己の手と足を使い、地道に集めてそれを喰らい、地肉にしてきました。
売れてる発信者のメディアに勝手に侵入し、商品を販売するまでの導線や、商品販売後の導線にまで潜り込めばまるで迷路のよう、でも自分で道標を立てながら、お客さんに商品を買ってもらえる導線の正体を解き明かしてきました。
断片的なパズルのピースのような知識も集めては自分の力でパズルを完成させ、
自分の発信力を強化するアクセサリーとして、そのパズルを首から下げながら、
少しづつ上へ、上へと駆け上がっていきました。
5ヶ月間がむしゃらに駆け上がっていたら、気付けば自分一人だけの力で2,000万円まで収益額が伸びていました。
その時は、まだまだ上を目指すことができると安易に思いました。
俺はまだまだ一人で走り続けることができる、更なる高みを目指すことができるのだと。
でも、なんとなく違和感を感じた時に、ふと上を見上げれば闇が広がっていて、
よく目を凝らしてみると、そこにはなかったはずの天井があったのです。
以前まであれほど明るく見えていた空が、天井によって塞がれていました。
それが具体的にどういう事象が発生していたかというと、
つまるところ、僕には自分の成長限界が見えてしまったのです。
しかし理由を考えれば、それってものすごく簡単なことなんですよね。
例えば中高の部活でも、大学のサークル活動でも、社会人における営業課でもなんでもいいです、
仲間に囲まれ何かを頑張っていた頃の自分を思い出してください。
仲間がいたから、
自分の至らない点や不足している点が見えたから、改善することができたし、
自分が辛い時も「あいつも頑張ってる」という一種のライバル意識を持つから限界を超えて頑張れたし、
時には、切磋琢磨して自分一人では出てこないようなエッセンスが生まれて、より成果が大きくなった。
こんな経験って、自分の人生においてありませんでしたか?
少なからず、誰しもこんな経験はあるはずです。
僕は一匹狼で自走してきた結果、天井が見えた。成長限界が見えた。
それは何故かというと、
・比較対象となる人間がいないから、自分が成長するために何が不足しているのか掴むことができない。
・自分がレベル的に今正確にどの位置にいるのか把握できない。(井の中の蛙、大海を知らずって奴ですね)
・限界を越える行動を覚醒させるためのエネルギーが不在。
こんなことが起こっていたからです。
いわば、燃料がなくなりガス欠になりそうな挙句、
なんで自分がこれ以上収益額を伸ばせないか理由もわからず迷子になっていたのです。
別に高みを目指すことをしていなければ、ずっと平面を走り続けるので、天井なんて見えてきません。更なる高みを、上を上を目指すから、人は天井にぶち当たるのです。
ヒトによっては自力で天井を蹴破ることもできるでしょうが、
少なからず僕には自力で天井を破ることのできる武器は装備として持っていなかったわけです。
僕はその時初めて、駆け上がる足を一旦止め、別の「狼」と関係性を持つことにしたのです。
それも自分よりはるかに強い、大きな力を持った狼です。
僕は正直これまでの人生経験から自分の見ず知らずの人間とは徹底的に交流を避けてきました。
慣れてしまえばいいのですが、知らない人間と話すのは労力がいるし、ストレスという負荷がかかります。
ここは個人差があるでしょうが、少なからず僕には負荷だったわけです。
「自分が今まで避けてきたことを、あえてやるという選択を取りなさい。」
「本能に逆らって行動することを意識しなさい」
これが、彼から受け取ったメッセージです。
正直、自分の知らない人と相対することは勇気がいるし、
自分よりも強い力を持った人だった場合、居心地は悪いでしょう。
しかし、僕はそのメッセージを素直に受け止め、真摯に実行へと移しました。
外の世界に目を向けてからは様々な狼と出会いましたよ。
・超巨大企業で最速で役員を内定された出世街道を捨て、情報発信で半年で数千万稼ぐ狼、
・社会的に非道徳とされる存在でありながらも脱出し、セールスで鬼のようにマネタイズする狼
・就活で大失敗しながらも新卒年収の5倍以上稼ぐ狼
・大学生ながらもわずかな期間で800万稼ぐセンス抜群の狼
・そして苦労挫折を重ねながらも今年は年収億確実の狼…etc
ここで挙げたのはあくまで一例ですが、
外に目を向けるとこんなにも強力で、かつ自分にはない魅力に溢れた人たちが存在していたのです。
このような出会いを通して、僕に起こった最も大きな変化は「他人に頼る」ということ。
思えば僕の人生は、コンテンツビジネス以外でもずっと誰にも頼ることなく一人で突っ走ってきました。
受験だって、部活だって、就活だって、信じられるのは「自分の力」のみ。
誰からも教えを乞うことはしない。
常にそう思い込んで、常に周囲にバリアをはりながら、鬼人のごとく行動してきました。
しかし今思い返せば、自分の人生を揺るがす大きなライフイベントで、一度たりとも自分が望むような成果を得ることはできていませんでした。
僕はずっと思い違いをしていたのです。
その人が自分にはない力や魅力を持っていたら、素直に頼ってその力や魅力を得ればいいのです。
これはすごくすごく単純な思考なのですが、多くの人は頼ることを「自分が下であると認めること」と思い違いをし、意地をはり、行動に移せないのです。
頼ることは、自分を魅力や思考、視点を今以上に強化することにおけるプロセスなのです。
その結果僕は、自分には今まで一人では決して持つことはできなかった、魅力や思考、視点を持つことができました。
こうして外の世界に目を向け出会った狼たちは、いつしか同じ方向を向いた「仲間」となっていました。
仲間を作ること=群れることでは決してありません。
逆にそうであってはなりません。
仲間とは、更なる上の世界を共に見に行ける存在。
提案もしてくれるし、一緒にいろんな行動もする。
自分にないものを気づかせてくれる。
共に考える中で、相乗効果で、新たな要素が生まれてくる。
思いもよならないアイデアが湧いてくる。
こんなことができる存在が「仲間」だと思っています。
仲間を頼り、仲間に刺激され、仲間と高みを目指す。
そんなことをしているうちにふと上をみえ上げたら、
あれほどまでに厚く広がっていた天井がいつの間にか消えており、
雲一つない空が広がっていたのです。
自分はもっともっと上を目指すことができる。
走り続けて、さらに飛躍することができる。
今では強く、そう確信しています。
一匹狼を卒業し、さらに強く自走する力を身につけた僕に、
ある視点が思い浮かんできました。
それは、自分のビジネスを大きく拡大させていきたいなら、
いかにお客さんからお金をもらおうとするのではなく、
いかにお客さんを仲間にしていくかを考えなければならない、
ということです。
何故かっていうと、
①純粋な口コミが起こるから
お付き合いとかバーターで紹介し合いましょうとか、そういうのではなくて、
紹介したくて紹介してくれるような関係性を作れるからですね。
仲間は僕の発信を純粋に良いと思ってくれて、忖度無しで素直な気持ちでシェアしてくれます。
そうされることで、仲間っていうのは、さらに新たな仲間を呼んできてくれます。
この正の連鎖が起こることで、僕らのビジネスは必然的にシェアを伸ばしていくことができるのです。
②まだ見ぬ世界を一緒に開拓していくことができるから
お客さんってのは「こういうものありますよ」「こういうのいかがですか」
といったように、一方的にこちらから情報を投げていくものだと思うんですよ。
でも仲間の場合、向こうからいろんなことを提案してくれるし、
いろんなことを勝手にやってくれるから、僕らがそれを聞いて、追体験して、
こういう視点もある、こういう考えもあると、どんどん相乗効果が生まれると思うんです。
そうすることで、自分一人では思いつかなかったような想像や発想、アイデアが発生して、
自分のビジネスのプラス要素になると思うのです。
③単純に協力関係を結ぶことができるから
協力関係が構築されれば、仲間の提案や指摘によって、
自分が気づけなかったことが見えるし、今までわからなかったことがわかるようになります。
アンケートにも協力してくれるし、想いも熱く語ってくれる。
自分のビジネスをより良い方向に進めていくための最高の糧となるのです。
仲間というのは、さっきも言った通り
「同じ意識を持って、同じ方向を向いている人のこと」です。
DRMを実践する中で、お客さんのリストを獲得していくというのは
もはや当たり前のこととなっていますが、
やっぱり僕たちはリストをリストとしかみれないですよね、
なんでかって、誰が自分発信や文章を呼んでいるかわからない状況だから。
そういうのって仲間ではないし、もしかしたらお客さんでもないのかもしれないし、
それ以下の人ってかなり多いと思うのです。
一応配信文面やコンテンツは見ているけど、同じ意識を共有できているかもわからないし、
同じ方向を向いているのかもわからない、そういうあやふやな状況の人たちに対して、
一方的に情報発信しているっていうのが現状なんじゃないかなと思います。
実際問題として、インターネットって相互間でやりとりできるはずなんですけど、
僕らがやっている情報発信ってテレビと同じで一方的に流している感じになっているので、
それは独りよがりなんですよね。
だから人は巻き込まれないし、売上もちょっとしか上がらない。
たまたま一方的に流した情報をキャッチして「なんかおもしろそう!」と思って買ってくれる人はいるかもしれないですけど、次に繋がらなかったりするわけです。
でも仲間になれば、その仲間がまた仲間を呼んできてくれるわけですから、
次に出した企画とか商品も買ってくれるかもしれないし、どんどん次に続いていくんですよ。
だからお客さんからどうやってお金を搾り取ってやろう、ではなく
お客さんをどう仲間に変えていくかという意識が必要だと僕は思うのです。
じゃあお客さんを仲間に変えていくにはどうすれば良いのか?
僕が思う方法は4つあります。
①共通の価値観を共有する
好き嫌い、正義と悪、何が面白い面白くない、とか。
メルマガとかブログやっているなら、自分の価値観をどんどん出していくべきです。
そうすると、自分と同じような価値観を持っている人が集まるわけで、
当たり障りのないことを言っていたって、
自分と似たようなベクトルを共有できる人は集まってこないわけです。
②共通の敵、問題意識を共有する
要するに仮想敵ですよね。
何が問題としてあるのか、何を認識しているのかっていうところですね。
これがないと、単純に仲間にならないです。
最終的に仲間と一緒に何かするから仲間なわけなので、最後は活動に帰結するわけです。
という時に前提の意識、誰が敵で、何が問題なのかというところがずれてると、
一緒に動けないですから、仲間になりようがないのです。
③共通の目的・理想を共有する
これはライフスタイルとか、ビジョンですね。
どういうライフスタイルを目指すのか、どういうビジョンを理想しているのか、
というところの方向性が一致していないといけないんですよね。
④協働する活動
価値観と、問題意識と、目的理想を共有できている人と一緒何かをやる、それが活動なわけです。
最後は活動に収束します。
人間の集合体って、まず価値観が共鳴しているかで決まるし、
価値観が意識を変えるし、意識が変われば行動が変わるし全部リンクしてるので、
今あげた4つのことは、人間の関係性作りにおいて最も重要なことなのです。
活動というものは仲間を巻き込まないとできないことですよね。
情報発信だって仲間がいないとできないんですよ、だって受け取る人がいなければ、
それは、ただのオナニーですからね。笑
多くの人は仲間をまきこむっていう視点を持たずに、独りよがりな情報を独りで発信しているから、
現実としては反応率が悪かったりとか、成約率が悪いとか、
そういう事態が顕著に発生するわけです。
加えて情報発信業界を見ていて僕がすごく気になる点は、
どっかで聞いたことがあるようなことを、自分が劣化コピー版として発信してるパターンですね。
どっかで聞いたいい話とか、泣ける話とか、感動した話とか、名言みたいなものをシェアしているんだけれども、
「それあなたが見たものじゃないじゃん?」って話なんですよね。
いろんなところで使い古された例とかをみんなが、使いまわしているだけなので、そんなこと言ったところで、
「この人についていこう」とか、「この人と一緒に何かやりたい」とか思われるのか?
ということを考えてみて欲しいんですよね。
人を巻き込めないというのは、情報発信において死活問題です。
ただ単に一方的に情報発信をしてアクセスを集めることはもちろんできますよ。
でも、何かしらのコンテンツを出した時になんに反応も得られなかったとしたら、
それは情報発信しているものがオナニーになっているだけで、一方通行になってしまっているわけです。
だからこそ情報発信においては、何がなんでもお客さんを巻き込んでやろうという意識が必要です。
レスポンスがないということは、読んでいる人、みている人と何かを分かち合えてないということです。
自分が伝えたいことが伝わってないし、まず相手に届いていない。
喋ってるけど伝わってないという状況なので、それはただのオナニーなんですよ。
だからこそ上述した4つのことをお客さんに発信していくべきだし、
そのためにも知識や事実のシェアだけでなく、もっと自分の感情をシェアしていくべきなのです。
だって普通に考えて、プライベートでも仕事の話だけしかしないやつって、
一緒にいて楽しいですか?興味が湧きますか?仲間として認められますか?
相当な変わり者でない限り答えは「NO」だと思います。
ビジネスも同じですよ、ビジネスもどこまで行ってもコミュニケーションなのだから、
僕たちがやっているオンラインでの情報発信でもそれは同じなわけです。
もっともっと、自分のストーリーを語りましょう、
自分の感情をシェアしましょう。
自分の価値観や、問題意識、目的、理想を発信していきましょう。
その結果、ついてきてくれるお客さん=仲間こそが、
自分のビジネスを飛躍させてくれるものになりますから。
コメント